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冷暖房設備のチェック 電気設備のチェック


アドバイス
最近は、医院、クリニックでも患者さんのアメニティーを重要視します。その中で最も重要なものが院内空調(エアコン設備)でしょう。備え付けのエアコンを利用するときは、まずそれまでの使用状況の確認が必要です。そして、エアコン全体を細部にわたりチェックし、そのエアコンメーカーに問合せをして、部品等の在庫体制を確認します。つまりそのエアコンが将来どれぐらい持つかをチェックするのです。
ドレン管の配置の事前検討も重要です。無理なく配管できるか事前にチェックをします。 室外機の置き場所のチェックも事前にやらなければなりません。その場合、近隣住民との関係も忘れない事です。



トラブル5 冷房切れたら商売になりません・・・。[婦人科の場合]
photoO先生(婦人科)は、以前パソコンソフト会社が使っていたテナントを借りる事にしました。そのテナントには既設のエアコン設備(ビルオーナーの話では7年程使用したもの)が残っていたので、それをそのまま使用してクリニックの内装工事をすることにしました。しかし、開業して数ヵ月後そのエアコンがダウンしたのです。丁度7月の初めだったので大騒ぎをしました。修理をしようとしたのですが、そのエアコンの部品が製造中止になっており、結果として修理不能という事がわかりました。急遽新しいエアコンに取り替えることになりましたが、工事には約1週間必要という事で、結局クリニックを1週間休診することになりました。1週間で済んだから良かったですが、損害は軽くはありませんでした。新品のエアコン代140万円、工事費50万円、休業損失約80万円です。

CHECK!
このケースは、既設(備え付けのもの)のエアコンを事前に綿密にチェックしていれば、避けられた損害です。専門業者であれば、既設のエアコンが7年程度の使用期間であっても使用の状況を聞いたり、推測したりして、十分使用に耐えるか慎重に判断します。事前にエアコンを分解して部品を細部にわたりチェックします。エアコンはユーザーにより使用状況がいろいろなので、その耐久年数が大幅に違ってきます。単に設備が新しいからといって安心したりしません。O先生の場合、内装工事業者さんが、エアコンの細部チェックと、壊れた場合の対処方法を事前に先生と協議しておくことを怠ったと言っても過言ではないのです。(これは、同業者としていいにくいことですが。)空調の重要性を考えると、エアコンのチェックは将来を見通して慎重にしなければならないのです。



その他、空調設備で大事なものに、ドレン管(エアコンの室内機で除湿した水を排水する排水管)の配管設置があります。ドレン管は排水管の一種なので、適切に設置しなければ途中で排水が漏れたり、スムーズに流れなかったりします。工事前にドレン管が適切に配管できるかチェックする必要があります。このチェックをしないと、ドレン管を露出して這わせたりしなければならなくなります。場合によっては、排水の勾配上天井を下げて工事しなければならなくなり、院内のレイアウトが大幅に変わる場合が出ます。ドレン管の設置の検討は見落としがちなので、やはり事前にチェックしてください。

photoエアコンの設置で問題になるものに、室外機の置き場所の問題があります。エアコンには室外機がつきますが、この室外機をどこに置くかは時々頭を悩ませます。通常ビルには室外機置き場が用意されていますが、そのビルが店舗の使用を想定していなかった場合十分な室外機置き場を取っていない事があります。そのような場合、どこに室外機をセットするのか事前に検討する必要があります。この検討を慎重にしないと、結果として室外機が設置できなくなったりします。そこまでいかなくても、置く場所により周囲のテナントや住民から騒音や排熱のクレームがついたりして、大きなトラブルを起こすことがあります。