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増島主任
昭和37年11月27日生まれ
東京都出身・趣味ゴルフ
建築・管工事施工管理技士

こんにちは。都リフォーム・医院内装担当の増島です。

私は今までビル内診療所や、ビル内の特殊施設を数多く手掛けて来ました。 その経験の中から、開業を目指す先生方に内装工事業者選びのポイントをお伝えしようと思います。内装工事をするにあたり、先生方に少しでも予備知識が有ると無いでは大きな差がでます。 その差が開業後の大きな無駄(出費)をしないことに繋がると思っています。

今首都圏のテナントビルには空き物件が多く、そこを狙って開業する先生が数多くいます。 診療圏調査を終え、「さあ内装工事だ!」と準備を進めます。その際、開業時の出費を抑えようとしてとにかく工事費の安い業者を選びがちですがちょっと待って下さい。業者が事前にテナント(開業予定の借室)の十分な調査を行って、その上で見積りを出すならともかく、大半の業者はこの事前調査を軽く考えています。こう言うと「大手の業者ならそんなことは無い!」と思いがちですが、いくらネームバリューがあっても工事を担当するのは一社員ですし、大手になるほど工事見積りは専門の部署等や担当がやっています。でもその人たちが現場を分かっているかと言えば一概にそう言えないのが実情です。大半はその場所の表面的な部分しか見ていないように思えます。

ビル内のテナント部分(新築は除きます)は一戸建てと違い、ビル自体の制約・制限又旧テナントの各設備を利用することになります。表面的にしか調べていないと「エアコンは今有る物を使用できます」とか「排水管は有るからOKです」と言った具合で安請け合いをし、トラブルになると「前のテナントが使用していたから大丈夫と思った」「ビルの図面を見たら排水管だったので」となってしまいます。エアコンの耐用年数はだいたい7〜10年ぐらいです。以前の使用年数を調べ、そろそろだと思えば、では「どうするか?」と慎重に取り組めます。

また、ビルの竣工図を頼りに排水管を繋げてしまうと、既設の排水管が途中で途切れていたりする事も有ります。水廻りの設備は診療所にとって欠かせない設備です。工事する側が納得のいくまで調べる必要があります。それでおもわぬ損害を回避できます。

診療所の生命線である電気関係は特に厄介で、レントゲン用の高圧電源を引くのも簡単では有りません。一つのビルに既に高圧が入っている場合は新規で外部から引き込む事は出来ず、ビルの変電室から引くことになり、その容量が既にいっぱいの時は個別にトランスを設ける事になります。この場合ビルやマンション全体が4時間ぐらい停電になったり、変電室がそのテナント部分より遠い箇所にあるときはビルやマンション側の許可が必要になる場合が出てきます。

このようにビル内に新しく診療所を設けるには、少し書いただけでもいくつものチェックポイントがあります。これらのチェックを疎かにすると開業後に、改装・メンテナンスなどで思わぬ大工事になってしまい、大きな無駄(出費)になる事も有ります。
私が思うに、内装工事はその金額だけでは無く、事前の調査をしっかりと行い、開業当初はもとより開業後の改装・メンテナンス等をある程度考えて各種設備の設置・管理をしてくれる業者の方が後の事を考えた場合決して損は無いと思います。ともすれば表面の仕上げだけにとらわれがちですが、目に見えない隠れた部分に気を配っている業者を選んで頂きたいと思っています。


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